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87年生まれサラリーマンの資産運用ブログです。副業関連・節約ネタ等も更新していきます!現在、米国高配当株へのポートフォリオの変更行っております!

アメリカ・ファーストで、アメリカは保護主義に走る。

こんにちは。

ついにトランプ政権が始まり株式市場は今後の方向感を探っている状態ですね…

トランプ大統領の発言から今後の方針等を探っていきます。

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保護主義に走るアメリカ

トランプ大統領は、大統領演説にて「雇用を取り戻し、国境を回復し、富を取り戻し、そして、夢を取り戻します。このすばらしい国の隅々に新しい道路、橋、空港、トンネル、鉄道を建設します。」と発言しました。

⇒メキシコ国内に工場を作る自動車メーカーが雇用を奪っているとの批判…国内のインフラ投資に力を入れるていくと読めます。取り戻すっていう表現がもうあれですね…( ゚Д゚)

そして、就任直後にNAFTAの再交渉・TPPの離脱を発表し、アメリカが保護主義に走る事を明確にしました。

 

今回は日本メーカーも既に標的になっている、貿易問題が世界経済にどの様にかかわってくるかを詳しく調べました。

まず、トランプ大統領が再交渉を行うといっているNAFTAですが…NAFTAとは、日本語名で北米自由貿易協定と書きます。簡単に説明しますと、字のごとくアメリカ・メキシコ・カナダの3か国間で貿易を行う際の関税をなくすという協定です。

なぜ、このNAFTAが問題になっているか?

現在、世界の自動車メーカーはメキシコの安い労働力で生産しアメリカ国内に輸出をするという流れです。(※実際は「原産地規定」なるものを設け、NAFTAでは乗用車の場合62.5%以内の部品を域内で調達できれば関税はゼロになっています。)

これがアメリカの雇用を奪っていると考え、トランプ大統領は変えようとしています。

具体的には、企業が米国外から輸入する場合35%の関税をかけると警告しました。

このことを受け、米自動車大手のフォード・モーターはメキシコでの新工場を撤回しました。さらに…直接的な批判を受けていない欧米大手フィアット・クライスラー・オートモービルまでもが米国内での追加投資と新規雇用を発表しました。(トランプさんすげーっス( ゚Д゚))

⇒(国境税に関する嘘…実際は、35%は無理です。理由としては、自動車輸入関税はWTO(世界貿易機構)協定で2.5%と決まっているからです。流石にトランプさんでも簡単に変えられないと思います。しかし各メーカーは批判を恐れて既に上記の様な対応をとっておられるのです…

日本メーカーへの影響はどうなのか?

既に名指しでトヨタが批判を受けているのが現状ですね…( ゚Д゚)

各メーカーのアメリカ・メキシコでの生産台数はざっとこんな感じです。

トヨタ・・・米約130万台・メキシコ約30万台+2019年稼働の新工場

ホンダ・・・米約130万台・メキシコ約25万台

日産・・・米約110万台・メキシコ約85万台

という具合に影響がないわけがない状態です…NAFTAの再交渉は企業戦略を大きく変更しなければならないという事態を招きます。

(実際にアメリカ国内で生産・販売となればアメリカ国民は割高な製品を買わされる…企業の人件費は上がり企業業績を圧迫していくと思いますが…)

TPP離脱・NAFTAの再交渉とアメリアの保護主義路線が、今後より明確になり実現されていけば世界経済の停滞と判断し、株式市場は調整局面に入るでしょう。

 

これからの、株式市場・為替の動向に注目して行きたいですね(*´з`)アメリカ株が少しでも下がれば、着実に安値で拾って行きたいです。トランプ大統領の税制改革等が実現されれば今後の上昇は期待できますし、米国市場はやはり強いです。

それでは…('ω')ノ

 

 


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